既存図根点のズレを数点みることによって従来視通不可の場合いは作業に時間がかかり測量費も割高でありましが、数時間で復元可能となり、その結果により国調された時代にタイムスリップし、現地を復元した基準点により確定測量し近未来世界座標として管理します。

RTK(リアルタイムキネマテック)による国調復元
 昭和45年から昭和55年にかけ国土調査を行っている地域における境界の復元は、その時代にもどった形式で作業を行っています。


  1. 最初に国土調査をする段階は、国土地理院が設置している四等三角点を基に国調図根点を配点し、算出して設置してあります。現地計算もしくは、現地図根点を移動していない限り誤差精度を把握できます。
  2. そこで、RTKにより測量地内の近くにある四等三角点を基地局とし、図根点を数点観測することによりその図根点のズレを考慮し、当時にもどった形で座標変換をかけ、国調図読み取り点を復元し、再度観測すれば国調復元もこなし新座標も取得出来る。
  3. 国調図に結線の誤り等がない限り国調図の再現ができる。又、国調後現況が大幅に変更している場合も近隣を確認することによって流れが判明し再現が可能であると考える

GPS測量機による国調復元作業


以上の作業を従来の作業方法(トランシットを使用する測量方法)で行うと作業時間・労力が長時間要するため、時間と費用面でコストがかかってしまいます。
その点、GPS測量機器を使用すると経済的です。
最新法のRTK法では、ニーズに対応できる作業方法です。