ひょうごGIS技術研究会とは?

設立の経緯
 高度情報化社会、IT革命そして電子国家と私たち測量、設計を業とするものにとって環境の変化は目まぐるしく、現状に手を拱いていると埋没してしまうとの危機感を共有する者が県下各所から集まりました。そしてあらゆる角度から私たちの将来や地域社会の将来について議論重ねました。
これからの情報化時代にあっては、各種の地図情報やそれにリンクした空間データー基盤というものを整備しておくことがきわめて重要です。また、電子地図及び空間基礎データーの整備、推進は、まさにIT革命の中心的役割を担うものです。
 そして私たちが得意とするところは、地図(図面)の作成であり、メンバーそれぞれのエリアにおける地図情報(空間データー)を豊富に蓄積しています。
 各社独自で、自社のデーターを用いてシステムの構築に取り組んでいますが、この分野の技術的進歩は目覚ましく、常に技術的研鑽を重ねるとともに最新の情報を入手してゆかなければなりません。そのためには産官学が手を携えお互いが協力できる環境を構築する必要があります。
 会員にGIS構築の技術とノウハウの向上に努め、GISの普及及び啓発活動を行うことを目的として「ひょうごGIS技術研究会」を設立しました。
 設立に際しては、「地理情報システム学会」碓井照子先生に大変お世話になりました。改めて感謝申し上げる次第です。

会員にはISO9001の認証取得を
 GISにあっては、品質管理が問われます。「ひょうごGIS技術研究会」のメンバーにはISO9001の認証取得を要請しています。品質システムの確立はお客様の信頼を高める第一歩であり、メンバー全員の取得を目指します。

 GIS導入効果

住民サービスの向上
 GISは、行政の持つ多種多様な情報を体系的に整理、分析し、必要な情報をリアルタイムに提供するための強力な手段となり、住民からの問い合わせに際しては即座の対応が可能になります。また、将来的には、各部局のデーターを搭載したGISを庁舎のロビーなど住民が利用しやすい場所に置くことにより、行政情報判断の透明性の向上にもつながります。

高度情報化社会への対応

 「GISは、ITの恩恵を広く国民生活に浸透させるために必要不可欠な基盤としてIT革命の推進上重要な役割を担うものである。」と平成12年10月6日の関係省庁申し合わせでGISを位置付ています。
21世紀においては、情報ネットワークをかいして全国的に様々な情報が流通するような高度情報通信社会における大量の情報の中から、その地域に関する情報の選択、総合化、発信のための重要な基盤となることを期待されています。